令和3年度 第 1 次試験問題 企業経営理論 第十問 解答と解説

解答

 

5.

 

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解説

 

知識創造プロセス、SECIモデルについてです。

 

まず暗黙知というのは、いわゆるノウハウ。ガイドラインとかにもなっておらず、なんとなく伝承されているものと考えてください。そして、形式知とはマニュアル化されみんなに伝わっている技術です。

まず表出化とは、そのようなノウハウをまさに表出化、マニュアルなどに落とし込む作業を行い、暗黙知から形式知へ変換します。

そして形式知は、様々な知識と組み合わせられ、連結し、新しい技術、知識が生み出されていきます。この過程が連結化。そして、そのような知識は個人に凝縮され、ノウハウとして内面的に暗黙知として蓄積されます。そして、そのような暗黙知、ノウハウは実演をもとにして、人へ伝承されていき、徐々に周知されていきます。これが共同化です。

 

 

さて、問題を見ましょう。

形式知暗黙知の循環によって生み出される知識創造のプロセスには 4 つのモードがあり、そのうち、形式知から形式知への転換を [      ] と呼ぶ。

 形式知から形式知は、様々な形式知を組み合わせて、新しい技術を生み出していく過程で、連結化です。

正解は5になります。